こんにちは、今回は授業で学んだことについてざっくばらんに語っていきたいと思っています。
まずは題名にもあるファシリテーションについてです。
NUCBの授業は前の記事の補足でもあったように(https://www.wecanenjoycareer.com/?p=64)
個人のワーク→グループディスカッション(少人数)→全体授業、の流れです。
どの授業でもグループディスカッションは基本的にあり、誰かがグループディスカッションを指揮せねばなりません。(イメージはオーケストラの指揮者)
そこでファシリテーションの能力が大事となってきます。
医療職として働いていると、(多職種も同様と思いますが)専門分野以外のファシリテーションの機会は少ないです。その機会を提供する外部環境があるのがNUCBの授業。とにかくファシリの機会は否応にもまわってくるので多少ファシリにも慣れてきます。
慣れてきたということは守・破・離の「守」の部分の自分なりの型が身についてきたと考えます。
守・破・離とは物事を修得する理想的なステップのことです。
研修医(見習いDr)の時、カルテの書き方について守・破・離はよく言われ、聞いていました。
守:教えや型を忠実に守り身につける段階。とにかく多く繰り返して型を身につける。
例:研修医がとにかく既定の型に沿ってカルテを書く(SOAP、頭から足の先まで診察等)。
破:型が身に付き、自分なりのやり方を模索する段階。
例:研修医でカルテの型を身に着け、型を自分のものにして使いこなすように。
離:型から離れ、自分独自のやり方を生み出す段階。
例:型を頭に入れつつも、ポイントを押さえたカルテを書くようになる。
ファシリの「守」の部分の型はどうしたらいいのか?と思うかもしれません。
自身のファシリの試みポイントしてはファシリのGOAL設定をすること
(最低限はアサイメントの話し合いを時間内に終了、プラスαとしては自身の疑問点の投げかけ、他の人の疑問の話し合い)
また、他の良いファシリをする人(同じ受講生や講師の先生)の良い点を取り入れることとしていました。
また、ある授業で「共創」という言葉を教わりました。様々な人と話し合いながら、1人で作れない価値を一緒に作っていくことです。皆で共創する中で1人の中で新たな考えが生まれ(独創)、さらに共創と独創の循環となり、シナジーを作っていく。Barnels et al.(1994)がその場を学びの共同体と呼んだとのことでした。
詳しくは(https://mba.nucba.ac.jp/research/publish/takeuchi_shinichi/entry-11583.html)で読む、
またはNUCB生はDiscussion leadershipの授業を受けてみて下さい。
実際に生徒が先生役としてケースメソッド法を使って授業をしていきます。私個人の中で1年の中でかなり好きだった授業です。
ファシリでいかに「学びの共同体」を作っていくことが大事ですね。どんな発言をしても傾聴して受け入れられる場を作り、心理的安全性を確保するのは肝要です。
今回のポイントは「守破離」と「共創」でした。
ファシリテーションについて語りだすとまだまだ書ききれないのですが、また別の論点からまた記事を書いていきたいと思っていますので、お楽しみに~👋